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プリント生地のデザイン入稿ガイド:リピート柄・定位柄・入稿仕様をまるごと解説


オリジナルプリント生地を作りたい方へ——入稿データは準備できていますか?
初めてオリジナルプリントを依頼する際、多くの方がつまずくのは「生地選び」でも「配色」でもなく、「データの作り方」です。柄がずれていたり、リピートのつなぎ目が目立ったり、印刷後に色が思ったと違ったり——こうしたトラブルは、入稿前の段階でほぼ防ぐことができます。
台湾のプリント生地ブランド「cocochi's house(ココチ)」(運営:楷宥布料有限公司 / KAIYO FABRIC CO., LTD.)のカスタムプリントサービスは、最小20ヤード(約18.3メートル)からご注文いただけます。独立系デザイナー、子供服ブランド、ハンドメイド愛好家の方々を長年サポートしてきた経験をもとに、今回は入稿データ準備の実践的なフローをまとめました。読み終わったらすぐに作業に取りかかれる内容です。

ステップ1:タテ地(経方向)を理解し、プリント方向を決める
すべての生地には、目には見えない基準線——タテ地(経方向)——があります。タテ地は生地の耳(セルビッジ)と平行であり、プリント方向の基準にもなります。なぜ重要かというと、タテ地に沿って裁断・縫製した作品は品質が安定し、伸びやゆがみが出にくいからです。衣類・寝具・バッグ製作においても標準的な方向とされています。
デザインを作る際は、まず柄の「上」が生地の耳と平行になっているかを確認してください。文字・人物の顔・木や動物の立ち姿など、向きが明確な要素が含まれる場合は特に注意が必要です。方向を誤ると、仕上がった生地がすべて「逆さま」になってしまうことがあります。

ステップ2:レイアウト方式を選ぶ
リピート柄(総柄)
最もポピュラーなプリントデザインのタイプです。柄が生地の上で上下左右にシームレスに繰り返し並びます。データを作る際は、リピートユニット(最小繰り返し単位)の四辺をすべてきっちり合わせてください——1mmのずれでも、印刷後につなぎ目の白いスジや色の重なりとして現れます。
- 小リピート柄:全面に細かい要素が入るため、つなぎ目が多くなります。各辺を一つひとつ丁寧に確認しましょう。
- 大リピート柄:リピートが正しくつながれば問題なし。大きな花柄や風景構図など、デザインの自由度が高い柄に向いています。
定位柄(配置プリント)
「この位置にこの柄を」という明確な配置指定が必要な場合に使います。たとえば1ヤード(約91.4cm)の中に、無地の大柄・散らし柄・整列した小柄を同時に配置したい場合は、定位柄のレイアウト方式で、各モチーフの座標を正確に指定する必要があります。
定位柄には2つの必須制約があります。必ず守ってください:
- 幅は選択する生地の幅を超えないこと(cocochi'sで扱う生地の幅はおよそ110〜150cmです。事前にご確認ください)
- 長さは180cm以内(これを超えるとプリントのリピートに影響し、柄が途中で切れる場合があります)
また、同じ生地の中に背景色が似た異なるパーツ(例:生成り地の大柄と生成り地の小柄が隣接する)が含まれる場合は、データに細いトリミングライン(裁ち線)を入れておくことをおすすめします。裁断時の境界がわかりやすくなり、切り間違いを防げます。
セルビッジ(耳)へのロゴデザイン
生地の耳部分を白く残すこともできますし、ブランド名やロゴを入れることもできます。自社ブランドを展開しているデザイナーにとっては、こだわりが伝わる細部のひとつです。セルビッジロゴをデザインする際は、高さを最低2cmにしてください。それ以下だとテキストが判読しにくくなります。
ステップ3:入稿仕様チェックリスト
入稿前に以下の仕様を一つひとつ確認してください。一項目でも満たしていないと、印刷品質が下がったり、データの再提出が必要になる場合があります:
- 解像度:300dpi以上。解像度が高いほど、仕上がりの精細さが増します。
- 文字・図形のアウトライン化:すべてのテキストと特殊フォントは必ずアウトライン化してください。フォントが埋め込まれていないとレイアウトが崩れることがあります。
- カラーモード:CMYKで作成してください(RGBは不可)。印刷時の色再現が正確になります。
- ファイル形式:aiまたはtifが最適です。jpg・pdfも、プリント工場が正常に読み込めてリピートが正確に接合できる場合は受け付け可能です。
色の正確性が特に重要な場合(ブランドカラーやロゴカラーなど)は、Pantoneテキスタイル専用カラー(TCX / TPXシリーズ)で配色し、データ内に色番号を明記することをおすすめします。色差リスクを大幅に軽減できます。
「白色」についての重要な注意点
デジタルプリントは色数に制限がありませんが、白色だけは例外です。デジタルインクジェット印刷の白は「白インクを乗せる」のではなく、生地の地色をそのまま見せることで表現されます。デザインに白い要素が多い場合は、白地の生地を選ぶことで、きれいな白が表現できます。
入稿前に揃えるファイル一覧
- メインリピートデータ(ai / tif など)
- セルビッジロゴデータ(不要な場合は省略可)
- メインリピートのサイズ説明図(幅×高さ、単位cm を明記)
一点、重要なお知らせがあります:cocochi'sではデータの修正代行は承っておりません。解像度不足・リピートのつなぎ目のずれ・カラーモードの誤りなど、データに問題がある場合は、デザイナー様ご自身で修正のうえ再提出をお願いしております。これは最終的な印刷品質をデザインの意図どおりに仕上げるため、また全ロットの精度を守るための方針です。
なぜcocochi's houseのカスタムプリントが選ばれるのか
cocochi's house(ココチ)は台湾・楷宥布料有限公司(KAIYO FABRIC CO., LTD.)が運営するプリント生地ブランドです。背景には40年以上のキャリアを持つパターンメイキングチームがあり、Best Pale(台湾の大手テキスタイルメーカー)やBetty Boop(国際的なキャラクターブランド)などの案件も手がけてきた実績があります。
カスタムプリントサービスは最小20ヤード(約18.3メートル)からご注文可能。サンプル出しや小ロットの試作にも対応しており、本生産前にデザインの仕上がりを確認したい子供服ブランド・独立系デザイナー・ハンドメイド作家の方に最適です。取り扱い生地は、台湾オリジナルデザインのコットンプリントをはじめ、日本から直輸入のダブルガーゼ・純綿・機能性素材まで幅広く揃えており、デザインから素材選びまで一か所でご対応できます。
カスタムプリントの詳細・生地幅の仕様・お見積もりについては、LINEアカウント @cocochishouse からお気軽にお問い合わせください。専任スタッフが丁寧にご回答いたします。
№ / FAQ
よくある質問
- Q. 最低何メートルからオリジナルプリントを注文できますか?
- cocochi's houseのカスタムプリントは最小20ヤード(約18.3メートル)からご注文いただけます。サンプル・小ロット試作にも対応していますので、本生産前に仕上がりをご確認いただけます。
- Q. 入稿データはAdobeイラストレーター(ai形式)でなければいけませんか?
- aiまたはtif形式が最適ですが、jpg・pdfでも工場が正常に読み込めてリピートが正確につながる場合は受け付け可能です。いずれの形式でも、解像度300dpi以上・CMYKカラーモードは必須条件です。
- Q. Pantoneカラーで色指定はできますか?
- はい、可能です。特にブランドカラーやロゴカラーの正確な再現を重視される場合は、PantoneテキスタイルカラーのTCXまたはTPXシリーズの色番号をデータ内に明記していただくと、色差リスクを大幅に軽減できます。
- Q. 生地の幅(幅幅)は何センチですか?定位柄を作る際に知りたいです。
- cocochi'sで取り扱う生地の幅はおよそ110〜150cmです(生地の種類によって異なります)。定位柄のデータ幅は選択する生地の幅を超えないようにしてください。ご注文前に担当スタッフへご確認いただくと確実です。
- Q. データに問題があった場合、修正してもらえますか?
- 申し訳ありませんが、cocochi'sではデータの修正代行は承っておりません。解像度不足・リピートのつなぎ目のずれ・カラーモードの誤りなどが見つかった場合は、デザイナー様ご自身で修正のうえ再提出をお願いしております。最終的な印刷品質を確実に保つための方針です。
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