№ / JOURNAL
初めての生地購入ガイド|台湾の生地単位・幅・必要量の計算方法をわかりやすく解説


まずは結論:台湾の生地は「台尺(タイシャク)」単位、1尺=30cm、幅によって必要な長さが変わります
台湾の生地を初めて注文するとき、「何尺買えばいいの?」という疑問が最初の壁になりがちです。台湾の生地業界では「台尺(タイシャク)」という単位を使っており、1尺=30cm と覚えておけば、あとの計算はすべてスムーズになります。
ただし長さだけでなく「幅(はば)」も重要です。同じ尺数でも幅が違えば取れる面積はまったく異なります。この記事では①単位の換算、②代表的な幅の違い、③用途別の必要量の目安、の3つに分けてご説明します。初めて台湾の台湾デザインプリント生地やコットンプリントを注文する方にも、すぐ使える内容です。

生地の計量単位:台尺とcm、どう換算する?
台湾の生地市場では「台尺」が販売単位として長く使われています。換算の目安は以下のとおりです。
- 1尺 = 30cm
- 2尺 = 60cm
- 3尺 = 90cm
- 10尺 = 300cm(3メートル)
注文時に入力するのは「尺数」で、その長さ分をロールから裁断してお届けします。連続して複数尺購入した場合は、基本的に1枚の長い布として裁断されます(途中で分割されることはありません)。
なお一部の輸入生地(日本製など)では「ヤード(yard)」や「メートル」表記が使われる場合があります。1ヤード≒91.4cm(約3尺)です。ショップ表記の単位を必ず確認してから計算してください。

生地の幅:110cm幅と150cm幅、何が違う?
生地は織機(おりき)から出てくる時点で幅が決まっており、同じ品番では通常1種類の幅しかありません。台湾市場でよく見られる規格は主に2種類です。
- 約110cm幅(台湾では「三尺八寬」と呼ばれます):オリジナルプリントのコットン生地、日本からの輸入布、パッチワーク向け素材などに多い規格です。ポーチ、巾着、クッションカバーなどの小物制作に向いています。
- 約150cm幅(台湾では「五尺寬」と呼ばれます):ストレッチ素材、シャツ・ワンピース向けの梭織(シャトル織り)生地、機能性素材に多い規格です。洋服のパターンを1回で取りやすく、接ぎ合わせを減らせます。
幅が違えば「同じ尺数で取れる面積」が大きく変わります。価格を比較するときは1尺あたりの単価だけでなく、面積あたりのコストで考えることが大切です。例えば同じ3尺(約90cm)購入した場合、110cm幅の生地では110×90=9,900cm²、150cm幅では150×90=13,500cm²となり、約36%の面積差があります。服のパターン(型紙)を使う場合は、まずパターンの最も幅が広い部分を確認してから生地幅を選びましょう。
必要量の目安:3つの用途別シミュレーション
ケース1:ポーチ・巾着などの小物
標準的な巾着(仕上がり約25×30cm)を1枚作る場合、縫い代込みで約60×70cmの生地が必要です。110cm幅の生地であれば約2尺(60cm)で対応できます。表地と裏地を別々に用意する場合は各2尺、合計4尺が目安です。初めての方は失敗や裁断のズレを考慮して0.5〜1尺の余裕を持たせることをおすすめします。
ケース2:子ども服(上着・パンツ)
3〜5歳向けの上着を例にとると、150cm幅の生地であれば前後身頃+袖で約3〜4尺(90〜120cm)が目安です。110cm幅の場合はパターンを並べ直す必要があり、1〜2尺多めに見ておくと安心です。大きな柄(ラージリピート)のプリント生地を使う場合は、柄合わせのために1〜2尺の追加を見込んでください。子供服 OEM や量産を検討されている方も、まずサンプル用の少量からご注文いただけます。
ケース3:クッションカバー・テーブルクロス
45×45cmのクッションカバー(縫い代込み)を1組(前後2枚)作る場合、110cm幅の生地で約3〜4尺あれば対応できます。テーブルクロスはテーブルのサイズに四辺の垂れ下がり分を加えて計算します。テーブルのサイズをあらかじめ測ってからご相談いただくと、より正確なご案内ができます。
cocochi's house(咕咕雞の活力布坊)の生地ラインナップ
cocochi's house は台湾発のテキスタイルブランドです(運営:楷宥布料有限公司 / KAIYO FABRIC CO., LTD.)。取り扱い生地は大きく2種類に分かれます。
- 台湾オリジナルプリント生地:自社デザイナーが手がけたインディーテキスタイル。台湾の動植物、台湾の懐かしい風景、童話、季節行事などをテーマにしたシリーズが揃っています。素材はコットン100%が中心で、幅は約110cm(三尺八)が主流です。
- 日本輸入生地:日本から直輸入した生地で、ダブルガーゼ輸入品、コットンプリント、機能性素材など多様なラインナップ。幅は品番ごとに異なるため、商品ページの表記をご確認ください。
バラ売り(はぎれ・少量)は1尺から購入可能で、まず風合いや色味を確かめてからまとめ買いしていただけます。定期的にご利用いただくブランドさまや商業利用をお考えの方には、B2B卸サービスについてもご相談を承っています。
オリジナルプリント(注文印刷):世界にひとつだけの生地を
市販の生地では見つからない柄を使いたい場合、cocochi's house ではオリジナルプリントの注文印刷サービスをご利用いただけます。楷宥布料が誇る40年のキャリアを持つパターン制作チームがサポートし、これまでにBest Pale(ベストペール)、Betty Boop(ベティ・ブープ)などの国際ブランドとの協業実績があります。
小ロット生地印刷にも対応しており、最低ロットは20ヤード(約18.3メートル)から。サンプル出しや少量トライアルも承っています。自分だけの柄を持ちたい独立系デザイナー、子供服ブランド、ハンドメイド作家の方にも無理なくご利用いただける体制を整えています。
注文プリントの詳細やお見積りについては、LINEアカウント @cocochishouse までお気軽にお問い合わせください。柄のデータ、想定使用量、希望する生地の種類をお伝えいただければ、実現可能性とお見積りをご案内します。
生地を注文する前の3つの確認ポイント
- 幅を確認する:商品ページで110cm幅か150cm幅かを必ず確認してから必要尺数を計算しましょう。
- 縮み率を考慮する:コットン生地は水通し後に5〜10%ほど縮むことがあります。仕上がりサイズに余裕を持たせるか、裁断前に水通し(地直し)をするのがおすすめです。
- 柄のリピートを確認する(プリント生地の場合):大柄プリントは柄合わせのために1〜2尺の追加が必要になることがあります。購入前にリピートの大きさを確認してください。
「自分の用途に何尺必要かわからない」という場合は、①作りたいものの完成サイズ、②制作枚数、③使いたい生地の幅、この3点をLINE @cocochishouse にお送りください。必要量を一緒に計算してからご注文いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。
№ / FAQ
よくある質問
- Q. 台湾の生地ショップから日本へ直接発送してもらえますか?
- cocochi's houseでは海外発送に対応しています。送料や対応エリアの詳細はLINE(@cocochishouse)またはお問い合わせフォームからご確認ください。関税や輸入消費税が別途発生する場合があります。
- Q. オリジナルプリントの最低注文数量はどのくらいですか?
- 注文プリント(カスタムプリント)の最低ロットは20ヤード(約18.3メートル)からとなっています。サンプルの制作や少量トライアルについても相談を受け付けています。まずLINE(@cocochishouse)にてご相談ください。
- Q. ダブルガーゼなど日本でも人気の素材は取り扱っていますか?
- はい、日本から直輸入したダブルガーゼをはじめ、コットンプリント、機能性素材など幅広くラインナップしています。品番によって幅や最小購入量が異なるため、商品ページまたはお問い合わせにてご確認ください。
- Q. 子供服ブランドとしてOEM・まとめ買いを検討しています。相談できますか?
- もちろんです。cocochi's houseの運営元である楷宥布料(KAIYO FABRIC CO., LTD.)はBest PaleやBetty Boopなどの国際ブランドへの供給実績があります。B2B卸・OEM向けの相談はLINE(@cocochishouse)か専用お問い合わせフォームからどうぞ。必要な生地種・数量・納期をお伝えいただくとスムーズです。
- Q. コットン生地は洗濯で縮みますか?裁断前に水通しは必要ですか?
- コットン100%の生地は水通し後に5〜10%ほど縮む場合があります。特に仕上がりサイズが重要な洋服やクッションカバーを作る際は、裁断前に水通し(地直し)をすることをおすすめします。水通しの方法についてもお気軽にお問い合わせください。
№ / READ NEXT



